2021年1月15日
ペット防災 ④行政による公助について
同行避難は基本的に飼い主の責任とは言え、飼い主や愛護団体が自分たちで出来ることには限りがあります。受け入れる側の自治体は、飼い主の支援体制、放浪・負傷動物(迷子を含む)の救護体制を整備することが重要です。それはペットだけでなく、ペットの飼い主だけでもなく、被災者全体が安心、安全に避難するために必要なことです。
ペットの避難をないがしろにするとどういうことになるか。。。先の西日本豪雨災害の際、ペットの受け入れは出来ないと言われた飼い主がペットと一緒に自宅に残り、浸水して亡くなるという痛ましい現実もありました。ペット防災は、ペットを守るだけではなく飼い主を守る事につながります。また、災害のあと、放置されたペットが野生化し、その後の町の環境に悪影響を及ぼすこともあります。飼い主だけの問題とするのではなく、行政・自治体による「同行避難」を可能にするサポートと具体策の構築をぜひお願いしたいと切に願います。