2021年12月23日

さくら猫を知って下さい🌸

さくら猫って知ってますか？
野良猫（と言っても、元は飼いねこです。人間に捨てられて野良猫になりました）に、もう子供が出来ないように避妊去勢手術をして、手術をしたしるしとして、片方の耳に切り込みを入れるのです。その形がまるで桜の花びらのようなので、さくら猫と呼ばれます。
そもそも、なぜそんなことをして野良猫を減らさなくてはいけないのか、理由は二つあります。
一つは、現在行政で殺処分されている猫の大半が野良猫が産んだ子猫であるということ。命を処分する、ということ自体受け入れがたいことですが、生を受けたばかりの子猫なら尚更で、その数を減らすため。
もう一つは、人間の住む環境を良くするため。野良猫は必死に生きているだけなのだけれど、ごみ漁りや糞尿被害、鳴き声がうるさいとか、人間の生活環境に悪影響が出るのを少なくするためです。
手術をされた野良猫は元の場所に戻って、地域猫として一代限りの生を全うしてもらうのです。

このTNR活動（猫を捕まえ、不妊手術をし、元の場所に戻す）は、ある意味人間の都合であり、猫達には申し訳ないとも言えるのですが、人間と猫が仲良く共存するために、今出来ることなのかと思います。

過酷な条件で生きている野良猫を減らしていくために、まずはさくら猫という存在を広く知って頂き、殺処分される猫が限りなく減っていく事を願います。