キービジュアル

2026年4月5日

猫にアロマは危険です!

先日、アロマオイルトリートメントの勉強を始めた方とお話する機会がありました。犬や猫にもいいのよ、と言われたので、いえ、犬は大丈夫ですけど、猫はダメですよ、という話をしました。あら、そうなの? ということで、改めておさらいです。

人間にとってはリラックス効果があるアロマオイルですが、猫にとっては命に関わる毒物になりかねないのです。
人間や犬は、体に入った植物性の化学物質(精油成分)を、肝臓の「グルクロン酸抱合」という酵素代謝によって体外へ排出します。しかし、猫は完全肉食動物であるため、この代謝経路が発達していません。つまり、猫は体に入ってきた植物性の物質を分解・排出できず、体内に長時間どどまって毒性を発揮し、肝臓に深刻なダメージを与えてしまうのです。
猫の皮膚は人間の3分の1から5分の1ほどの薄さしかないため、空気中に漂っている成分や毛に付着したオイルを非常に速いスピードで体内に吸収されてしまいます。また猫はグルーミングをするので、飼い主の手についた精油が猫の毛についたり、ディフューザーから出た粒子が猫に降りかかったりした場合、グルーミングで舐めとって毒素を直接飲み込むことになってしまうリスクも非常に高いです。
もうひとつ、猫の嗅覚は人間の数万倍から数十万倍もあり、人間にとってはほのかに香る程度でも、猫にとっては強烈な異臭となり、自律神経を乱すストレスの原因にもなります。

愛猫の健康を守るために、どうか下記を守ってほしいと思います。
1.猫にアロママッサージは絶対にしない!
2.猫がいる空間では基本的に精油を使わない、焚かない
3.精油入りのスキンケアを使わない

もし、誤って猫がオイルに触れ、様子がおかしい時(よだれ、嘔吐、ふらつき、痙攣等)には、すぐに動物病院に相談しましょう。