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2021年6月30日

「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の違い

豪雨が心配される季節になりました。災害は地震や洪水、土砂災害などさまざまです。そして災害の種別によって避難先が変わってくる場合があります。

避難先の名称は二種類あります。

「緊急避難場所」(所ではなく場所です)は、災害の危険が差し迫った時に命を守るために緊急に避難する場所です。学校などの建物や広い公園なども含まれます。それぞれの災害別の避難場所を確認しておきましょう。

「指定避難所」は、自宅が損壊して居場所を失ってしまった時などに一時的に滞在できる施設です。生活をする場なので学校や集会所など大きな建物が主となります。

ただし、自治体によっては避難場所と避難所が同じ場合や、「地域防災拠点」「一時避難場所」など、今まで慣れ親しんだ名称を使用している場合もありますので、混乱しないよう、目的を理解しながら確認しておきましょう。

また、行政が指定した避難場所や避難所だけが避難先ではありません。感染防止も考えて、より安全で快適に過ごせる場所があれば自分で選択できます。

大切なのは、災害が起こる前に、災害別の避難先を決めておいて、いざという時に早めに避難すること。ペットを含め、命を守る備えをぜひ!